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カグヤ・オブ・スローンズ 第一章 [黒歴史]

前回は、木俣神はかぐや姫だと書いたところで終わりました。
今回はその続きから書くべき・・・
なのですが、かぐや姫についてはTV放送を見てからあらためて書きたいと思います。
まだレンタルショップで新作扱いの中、異例の早さのTV放映です・・・何か意味がありそうです。



今回はその母親である八上姫の正体からはじめようと思います

■八上姫(ヤガミヒメ)
なぜか、wikiがないのでうろ覚えです。。。
大国主が兄たちの使いっぱしり時代だったころ、助けた素兎に案内されて出会った姫。
二人の間にはこどもができるが、正妻となるスセリ姫の命令で木の俣に挟んで捨てられる。
そのこどもの名を、木俣神と呼ばれました。


八上姫の正体、それは夜神月(ヤガミライト)でした。

yagami.jpg

すなわち、夜の月を神と崇める一族でした。
その八上姫のもとへと大国主を導いたのは因幡の素兎ですから、
兎は月で餅をつくという点から、ますます八上姫は月と結びつく存在となります。
(「餅」からは小野氏の存在が浮かび上がってもきますが、ややこしいので今はスルーします)

月を崇めるのは隼人の風習でした。
古代メソポタミアでの月神の名をシンといい、シン(sin)は罪という意味を持ちます。
モーセが放浪したシナイ半島は、月の神シンが由来だという説もあります。
彼らはそちら方面からやってきた部族でした。
モーセは鴨建角身ともつながる存在だとは以前に書きました。

また、日本人は幸運のことを「ツキがある」といいます。
幸運とは「神の力のあらわれ」だという考え方もできる気がします。
月光はゲッコーでヤモリです。ヤモリは家を守るという言い伝えがあります。

・・・日本人の精神性には月を神とあがめる思想が根付いていました

月は死の象徴であり、生命の揺り籠である海の満ち引きを司ります
そして、女性の生理と連動しています


ですから、月を崇める人びとは女性が強い力を持っていました。
隼人がまさに、そのような部族であったといいます。

daidaraa.jpg

『もののけ姫』のシシ神は夜には生殺与奪を司る巨大な獣ディダラボッチに変身します。
彼らは、生を崇めると同時にその裏返しである死をも崇めていました。
ふたつはひとつ。死は生であり、生は死でした。



・・・話を八上姫に戻します。

八上姫は、応神記の天日鎗の娘イズシオトメと似た属性を帯びる女神です。
その求愛に八十神が奮起するも、最終的に二人の兄弟が勝負をします。
(これは山幸彦海幸彦の逸話とまったく同じです)

かぐや姫のもとにも名だたる名家の御曹司が求愛にやってきますから、
彼女こそが、八上姫の娘にふさわしいように思えます。

そして、木俣神出生のおり、正妻の嫉妬で捨てざるを得なかったというエピソードは
神話のゼウスの出生譚とまったく同じエピソードになっています。

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ですから、八上姫はギリシア神話の女神レアーでもあることになります。
女神レアーはフェニキアのアスタルトとかと同じ系譜です。

taruto.jpg

以前、宮主矢河枝姫の正体はフェニキアの女神アスタルトだと書きました(参照
正直、その時点では適当に書いていました、単に赤と絡めただけでしたw
・・・そうなると、八上姫の正体は矢河枝姫でしょうか?

宇治神社には「見返りうさぎ」の伝説が残されています。
祭神である菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)が河内からこの地にやってくるさい、
うさぎが先導をつとめ、「ちゃんとついてきてるかな?」 とちらっちらっと後ろを振り返りながら
案内したという話です(参照

これは大国主を案内した因幡の素兎とよく似たエピソードです。
ただ、ここは保留したいと思います。


八上姫ともつながるイヅシオトメの父・天日鎗は秦氏と密接に結びついています。
ラブライブの初コンサートの観客数である『永遠の0』の主演、岡田准一は黒田官兵衛です。
黒田家は兵主神を祀りますが、兵主神こそが天日鎗だという説もあります。

一方で、TVドラマ版『永遠の0』の主演を演じたのは向井理でした。
向井理は、向日市につながります。

向日市は、乙訓郡(おとくに)にあります。

2_cs1e1_345x.jpg

ラブライブの舞台となる学園の名前を音ノ木坂高校といいます
・・・それは乙訓(オトクニ)を意味します。そこは天下分け目で有名な天王山があります。

okurayama.jpg
天王山山頂から自画撮りですが、なぜか雲を撮ってしまいました

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小野道風の筆による額縁(?) 

乙訓郡大山崎町にある小倉神社。その境内からは天王山に登ることができます。
『ホツマツタエ』では、これまで書いてきたアカルヒメ(下照姫)の名前を、小倉姫と呼んでいます。

また、天王山には自玉手祭来酒解神社(たまでよりまつりきたるさかとけじんじゃ)が鎮座します。
祭神は大山積。境内の宮主社にはテナヅチ・アシナヅチが祀られています。

kaguya.JPG

その向日市はかぐや姫伝説の舞台だといわれています。

この地は、太秦にある秦氏の氏寺・広隆寺とも密接に結びついています・・・・・・


箇条書きみたいな文章になってしまいましたが(多分)全部つながっています。
説明が難しすぎて、どうまとめていいかわかりません。。


長くなったのでまたつづきます


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