火の国は神殺しの一族 [∀]
画像倉庫にあった奴なので出典不明
画像長っ。
これ面白いですよね。
ファンが作ったファンアートらしいんですけど。
本blogで神の霊感が宿ったゲームとしてたびたび引き合いにだすダークソウルですが、ゲーム中の各ステージを繋げるとこんな風な構造になるとか。
パッと見、
ダンテの神曲の世界?
バベルの塔?
みたいな感じですよね。
どっちかというと作中の「ハベル装備」の存在を考えると後者っぽい。
てことはつまり、
ダークソウルの世界は
バベルの塔の思想を体現したもの
と言いかえることが出来そうな気がしますね。
少しメモ書き変わりにダークソウルの世界を妄察してみたいと思います。
まずは簡単な説明から。
少しメモ書き変わりにダークソウルの世界を妄察してみたいと思います。
まずは簡単な説明から。
本作の象徴的なフレーズ。
「人間性を捧げよ」
プレイヤー(人間)は「はじまりの火」から
闇のソウルを見出し見出されたたことで不死者となった冒険者。
原作者である宮崎氏の中では『エラントリス』のイメージがあったのかなと思いますが、 まさに突然ダークリング(不死者の印)が浮かぶや一巻の終わり。
それは不死者の使命(呪い)を負ったことを意味し、人間社会から追い出され放浪の運命を余儀なくされてしまいます。
不死者は遥かに続く道の先、ロードランと名付けられた、そのあるかどうかもわからぬ地を探しだし、そこにある鐘を鳴らさないといけない。
そういう設定になっています。
そういう設定になっています。
鐘、そして火といえば前回記事で書いた道成寺ですかね。
んで、そもそも不死者とはなにか?
それはあらゆる記憶がじょじょに失われていく存在とされます。
つまり、自我を失っていくということ。
つまり、自我を失っていくということ。
ロードランを求め旅するものの、自分が何故、旅をしているのか。
何故、そこにいるのかさえ忘れていく。
自分自身が何ものかさえも忘れたとき、人を喰らうバケモノになる。
てっとり早くいうとゾンビ化。
自身も不死者であるプレイヤーは自らが抱え持つ人間性を火にくべる(それを失うとゾンビになってしまう超重要ブツ=人間性)ことで世界の各地で消えゆく篝火に火をともします。
そんな感じでプレイヤーは打ち捨てられた篝火にひとつずつ、火をともしていく、そういう苦難に満ちた旅路を続けていくことになります。
その火を灯すべきフィールドをつなげるとこういう構造をしてると。
それが、一番冒頭の超タテナガ画像です。
そして、鐘を鳴らしたときに世界蛇と対面する…その先を選ぶのはあなた…。
そんな感じのストーリー展開。
あとは実際に遊んでみてください。
正真正銘の神ゲーです(2は個人的におすすめしませんが、マニア向け)。
んで以前記事にしたのですが最終的には自分自身をタキギとして投身自殺する。
あるいは、世界を闇の時代にするかはプレイヤーの自由となります。
この自殺=ENDは『ドラゴンズドグマ』と同じですね。
ちなみにタキギは「タキギ姫=木俣神」です。
八上姫(ヤハウェ)の子、となると、大国主はダゴンでしょうね。
その子バアル=タキギの王。
くわしい世界観などはそちらの記事を見てください。
んで、はじまりの火によって差異という現象がもたらされた。
ここでいう差異という言葉には狭井大神をも内包していると思われます。
このへんも書きだすと長いので、パージします。
光と闇と
暖かさと冷たさ
生と死と
そういったものはすべて混沌の中にあったのですが、
火によって分かたれ、生まれました。
そんな火の中から王のソウルを見出した巨人たちは、
石の時代を支配する竜に反逆し、鱗のない白い竜の裏切りにより勝利。
石の時代は終わり、火の時代がはじまる。
これがまさにバベルの塔と重なる。
鱗のない白い竜とは、ククリ姫のことではないでしょうか?
んで、鱗がないんだからうなぎっぽい。
『討鬼伝』の主人公を「宇那火」と命名したのですが、まさにうなぎ。
稲羽ノ素兎にも繋がりそうですね。蒲焼。
ちなみに繰り返しになってしまいますが
人間が見出したものは闇のソウル=ダークソウルでした。
それは人に不死の力を与える代償に、人間をゾンビ(?)に変えてしまう。
不死こそはヤハウェに繋がる。ヤハウェは紅い花とも繋がっている。
赤い花は犬神家の一族と絡め謎を解きました。アレですね。
まあ、ここはスルーしよ。
あと『FF7』のジェノヴァもヤハウェに繋がっています
混沌から光と闇を生み出した(切り分けた)という
「火」の力=「差異」の力は、人間性によって強まるという設定。
「火=人間性」
それはつまり人間が持つ認識機能ではないでしょうか。
ダークソウル全体が実際に「バベルの塔を暗示」しているのならば、
それはまさに神への反逆=グノーシスの世界…。
そして認識は固定観念によって大きく左右される。
左右…というより、支配されますね。
果たして、今の時代に、どれだけの人間が
自分自身の「純正の眼」でものごとを見てるかは甚だ謎でしょうね。
当然、自分自身も含めてです。
というより、人間の基本的なシステムはもう積んでると思うよ。
固定観念から解き放つためには、やむなしかな、と。
意外とアニメやゲームにこういったモノが仕込まれているのは意図的かもね。
固定観念にたやすく支配される人間に、それを触れさせないための防御壁。
実際、前回のへスティアさまの威光は半端なかったw
固定観念を操る方々。
まあ、TVこそが現代社会の神ですし。
まさにモノリス。メディアたんは好きなんですけどねー残念。
人間に知恵を与えた蛇。
与えたにも関わらず「邪悪」だと認識させられている蛇。
知恵が何を意味するかは過去記事で書きましたが。それは代償に過ぎない。
その果実――。
そして崩壊…。
人は言葉をバラバラにされ全地に散らされた。
人に言葉を与えたのはヴァーチェ=弁財天ですから。
弁才天は水の女神。
火に相反する水の力ですね。
しかし、この記事の骨子を書いたのは実はずっと昔。
いまや、ヒミコの思想が天の太陽と地の水の調和にあると知っています。
となると、いかにや?
弁才天の系譜はリヴァイアサンですし逆なんですよね。
現在進行形の試行錯誤なので、ここらへんはそっとスルーしておこう。
つーか弁才天もヤハウェたんもヤンデレ属性ですからね、
そこらへんはよく似てますよね。
水の精霊は小川一水の『レーズスフェント興亡記』にも繋がる。
泉の精霊レーズ=ジェノバ。水の都ヴェニス…メリジーヌ。蛇の女神。
『FF15』に登場の水上都市アコルドは「調和」の意味。
だから毎回毎回できすぎですね。
やっぱり神自体はいると思うよ、宝くじを当ててくれないだけでw
んで、
神殺しといえばご存じ『サ・ガ』シリーズの伝家の宝刀ですね。
チェーンソー最強伝説
神殺しの源流は佐賀か?
奇しくもここにも「紅」のシンボルが刻まれています。
千早ぶる 神代も聞かず竜田川
からくれないに 水くくるとも
「ちはやぶる」は宇治や神に関わる枕詞でもある。
そして、ゲーム画面には女の子と小さなユニコーン(?)の姿も。
内容はいまだよくわかりませんが。
サガ2015とはいったい…
噂によると『ロマンシングサガ2』の遥か未来の物語とも?
公式から読める世界観は『パーンの竜騎士』っぽい。
彗星がやっぱ重要なんですよね。
火の国は神殺しの一族――そう、言い換えることもできるかもしれません。
- アーティスト: 和田アキ子,阿久悠,野崎良太,Reggae Disco Rockers,小西康陽,大谷和夫,森田公一,窪田晴男
- 出版社/メーカー: テイチクエンタテインメント
- 発売日: 2006/04/26
- メディア: CD
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